過去の気になる出来事

2005年11月 気になる出来事
2005/11/30 Wed
マンションなどの耐震強度偽装問題で国土交通省は、国が指定した民間検査機関48社すべてに対し、年内に立ち入り検査をする。各都道府県にも、知事指定の57社に立ち入り検査をするよう要請する。 国交省は「現在の建築確認の全容を明らかにしたい」としており、点検作業のため、省内の技術系職員約100人で点検本部を近く発足させる。

2005/11/29 Tue
民主党の西村真悟衆院議員の弁護士事務所を舞台にした弁護士法違反事件で、大阪地検特捜部と大阪府警は西村議員が鈴木浩治容疑者に自分の弁護士名義を使わせて43件の示談交渉を不正に受任させていた疑いが強まったとして、西村容疑者を弁護士法違反容疑で逮捕し、政策秘書ら2人も共犯容疑で逮捕した。

2005/11/28 Mon
探査機「はやぶさ」が、日本の宇宙開発の歴史に新たな一ページを刻んだ。宇宙航空研究開発機構は地球から3億キロ離れた小惑星イトカワへの着陸に再び成功したことを正式に発表し、表面からの試料採取も「ほぼ確実」とした。ロボットにも使われる日本の得意技術が実を結んだ。プロジェクトマネジャーの川口淳一郎教授は「大きな山を越えた。目標の8割を達成できた」と話した。

2005/11/27 Sun
姉歯建築設計事務所が建物の耐震強度を偽装していた問題で、岐阜県高山市花里町のビジネスホテル「カントリーホテル高山」は当面の間、営業を休止すると発表した。姉歯事務所が設計にかかわっていた可能性があるとしている。同ホテルによると、同事務所が構造計算をしていたとの情報が入ったため、建物の安全性が確認できるまで休業を決めた。

2005/11/26 Sat
西村真悟衆院議員(民主)の弁護士事務所元職員による弁護士法違反事件で、逮捕された鈴木浩治容疑者の非弁活動に弁護士名義を使わせたとされる問題について、「否定し難い」と語った。「こうした事態になったことに責任を感じている」とも話し、大阪地検特捜部が立件する方針を固めた弁護士法違反容疑について、大筋で認める意向を改めて示した。

2005/11/25 Fri
中国衛生省は安徽省の35歳の女性が鳥インフルエンザに感染して死亡したと発表した。中国で感染が確認されたのは3人目。安徽省休寧県の農民で、死んだ家禽と接触したことがあった。発病し、発熱と肺炎の症状が出た後、22日に死亡した。安徽省では、安慶市の農民の女性も、飼っていた病気の家禽と接触したことが原因で鳥インフルエンザに感染し、死亡している。

2005/11/24 Thu
06年度税制改正で、たばこ税の増税を検討する方針を固めた。たばこ税の増税は、生活習慣病対策などの観点から党厚生労働部会や超党派の議員連盟が要望していることもあり、議論は進みそうだ。喫煙抑制につなげて医療費を抑制する狙いもある。厚労部会などでは、税収分の一定割合を生活習慣病対策などに充てる計画だが、財務省は使途を限定することに難色を示している。

2005/11/23 Wed
耐震基準に達していないことが明らかになった東京都江東区のマンション「グランドステージ住吉」(11階建て、67戸)が、全国住宅建設産業協会連合会の優秀事業賞を受賞していたことがわかった。他の物件の規範となるべき優良な物件として評価されていた。

2005/11/22 Tue
西村真悟衆院議員(民主)の弁護士事務所元職員による弁護士法違反事件で、逮捕された鈴木浩治容疑者が00年暮れに同事務所を解雇された後、交通事故の関係者から不正に受任した示談交渉は今年前半までに100件を超えることが21日、大阪地検特捜部の調べでわかった。鈴木容疑者はこれらの示談交渉で得た報酬のほとんどを、西村議員側と折半していたという。

2005/11/21 Mon
東京国際女子マラソン大会は東京・国立競技場をスタートし、03年の同大会以来2年ぶりのフルマラソンとなったシドニー五輪金メダリストの高橋尚子が、2時間24分39秒で優勝した。高橋はゴール後のインタビューで「一度は陸上をやめようと思ったが、ここに帰ってきて良かったと思った、楽しい42キロでした」と語った。レース展開については「ペースがわりとゆっくりで我慢、我慢の連続だった」と振り返り、次の北京五輪について「視野に入れてがんばりたい」と意欲を見せた。

2005/11/20 Sun
42.195キロのフルマラソンを完走するスーパー幼稚園児がいる。大阪府四條畷市の私立星子幼稚園の5〜6歳児。今月上旬、枚方市の淀川河川敷であった市民マラソン大会に13人が参加し、うち11人が制限時間の8時間以内にゴールした。幼稚園児がフルマラソンを走りきるのは「ちょっと聞いたことがない」(日本陸上競技連盟)という。5キロごとに設けた独自の給水ポイントで、飲み物やバナナなどを口にしながら5〜10分休憩。鉄村和夫園長らと一緒に休み休み、7時間前後で走りきった。

2005/11/19 Sat
経営再建中の三洋電機は人件費の大幅削減を実行するためグループ会社の従業員の基本給を一律5%カットし、野中ともよ会長や井植敏雅社長ら経営陣も役員報酬を最大5割返上する方針を固めた。同日午後に発表する中期経営計画のリストラ策として盛り込む。経営再建を確実にするため、従業員の賃金カットに踏み切ると同時に、1000億円超の赤字が2年続くなど深刻な業績不振を招いた経営責任を明確にする。

2005/11/18 Fri
関西国際空港会社が9月中間連結決算で、最終赤字に転落することがわかった。空港内の複合商業施設「エアロプラザ」の減損処理などで261億円の特別損失を計上するためだ。関空会社は04年の中間決算で94年の開港以来初の黒字転換を果たしたばかり。ただ、国の主導で大阪空港発着の国内便の一部が関空に移るなど航空系の収益は順調に伸びており、営業利益、経常利益は過去最高となる見通しだ。

2005/11/17 Thu
15日に結婚した都職員の黒田慶樹さんと清子(さやこ)さん夫妻は一夜明けた16日午前、皇居・御所を訪れた。清子さんの両親の天皇、皇后両陛下に結婚のあいさつをするため。午後には、東宮御所の皇太子ご夫妻も訪れる。同日夕、天皇、皇族の「戸籍簿」にあたる皇統譜に、「紀宮さま」が皇族の立場を離れたことが記入される。

2005/11/16 Wed
宮内庁は紀宮さまが皇居・御所から結婚式に向かう様子をNHKがヘリコプターで上空から撮影したことについて、「事前の要請にしたがわなかった」として、NHKに抗議するとともに、2人の記者会見への出席を拒否した。記者会見の模様は、宮内記者会の代表撮影だったため、NHKにも配信され、生中継された。NHK経営広報部は「宮内庁の自粛要請に沿わない形になり、関係者の方々にご迷惑をおかけしました」などとのコメントを発表した。

2005/11/15 Tue
財務省が発表した05年度上半期(4〜9月)の国際収支によると、所得収支の黒字が貿易黒字を上回った。85年の統計開始以来、半期ベースで初めて。所得収支は海外子会社からの収益や保有する外国証券の利子・配当などで、日本が「貿易立国」から「投資大国」へと変わりつつあることを示している

2005/11/14 Mon
敬宮愛子さまが学習院幼稚園の入園試験に合格された。来春から2年間通う。愛子さまは入園をとても楽しみにしているという。宮内庁の林田英樹東宮大夫によると、幼稚園の試験官が先月末、東宮御所を訪れ、ご夫妻の保護者面接を行った。愛子さまは雅子さまが付き添い、幼稚園で一般幼児と同じ試験を受けた。合格発表は同園玄関前で受験番号が掲示され、東宮職員が愛子さまの番号を確認した。

2005/11/13 Sun
石弘光政府税調会長は記者会見で、竹中総務相が政府税調を「抵抗勢力」と位置づけたことを、「非常に失礼な話」と強く批判した。竹中氏は閣議後記者会見で「歳出を切り込もうというときに、増税の議論だけを先にする一部の審議会の代表者は、形を変えた抵抗勢力だ」と語っていた。石会長は、竹中氏の発言について「『税調は増税ありきだ』と決めつけてスケープゴートにしているようだ」と批判した。

2005/11/12 Sat
野村証券グループのリース会社「野村バブコックアンドブラウン」のあっせんで航空機リース事業に出資した全国の個人投資家が国税当局から追徴課税された件で、国税庁は全員の追徴課税処分を取り消すと発表した。対象は全国で140人ほどになり、追徴課税した50億円程度に3億〜4億円の還付加算金を上乗せして個人投資家に返す。国税当局の課税処分をめぐり、同種事案でこれだけ多数の取り消しを一斉に行うのは異例。

2005/11/11 Fri
韓国紙・東亜日報は、北朝鮮が10月から都市部を中心に再開した食糧配給制度で、工場や農場などの職場に出勤していない者に対するコメの配給価格を働いている者の15倍前後に設定し、社会秩序の回復を図っていると報じた。1990年代半ばからの「苦難の行軍」と呼ばれる食糧・経済難の時期に、職場を離脱して食糧確保に走る労働者が相次いだことを踏まえ、勤労実態に応じて配給価格に差をつけて、労働意欲を高めるのが狙いとみられる。

2005/11/10 Thu
自民党はこれまで古賀誠元幹事長が務めていた道路調査会長に石原伸晃氏を充てる人事を内定した。石原氏は行政改革担当相、国土交通相として、「道路族」に抵抗が強かった道路公団民営化を手がけてきた。政府・与党は道路特定財源の見直しの基本方針を年内にまとめるが、党側の調整役を担うことになる。

2005/11/09 Wed
日朝両国の政府間交渉に出席した北朝鮮の宋日昊外務省アジア局副局長は帰国前の北京国際空港で記者団に対し、次回協議について「日本側は12月の開催を提案した。私個人としては前向きに検討したい」と述べた。1年ぶりとなった今回の協議について「悪化した関係をどう解決するかという方法の話し合いについて進展があったと思う」と評価した。 テーマごとに議論を進めるという日本側の提案については「帰国後に検討する」とした。

2005/11/08 Tue
イスラエル考古庁は同国北部のメギド刑務所の敷地で3〜4世紀のものと見られるキリスト教会跡を発掘した、と発表した。床には初期のキリスト教の象徴だったといわれる魚のモザイク画があり、ほかにギリシャ語で「神であるイエス・キリスト」にささげることを記した碑文などがあるという。

2005/11/07 Mon
NHK大津放送局の記者が非現住建造物等放火未遂の容疑で逮捕された事件を受けて、NHKの橋本元一会長が総合テレビで、「報道に携わるものが重大な犯罪を引き起こしたとして逮捕されたことは、決して許されないことです。慚愧に堪えません。被害に遭われた方々や関係者の方々、視聴者の皆様に心からおわび申し上げます」と陳謝した。

2005/11/06 Sun
キムチの寄生虫卵の検出問題をめぐり、中国と「キムチ戦争」に突入している韓国で、キムチ展示会(キムチエキスポ)がソウルで開かれている。生産にかかわる人たちは中国への直接の非難は避けつつも、「キムチ宗主国」として中国に勝たなければいけないと、口々に「韓国産の高級化」を訴えた。

2005/11/05 Sat
奈良県桜井市箸中にある堂ノ後古墳が、東隣にある日本最古の古墳とされてきたホケノ山古墳(3世紀半ば)より古い前方後円墳である可能性が高いことが、天理大の学生らによるレーダー探査でわかった。専門家の中には「レーダー探査だけでは判断できない」という意見もあるが、近くには卑弥呼の墓という説もある箸墓(はしはか)古墳(3世紀半ば〜後半)もあり、発掘などで探査結果が裏付けられれば、古墳の起源論争に影響を与えることになりそうだ。

2004/11/04 Fri
秋の叙勲で受章者の半数近くを公務員OBが占めたが、「不祥事官庁」の対応は割れた。汚職で揺れた社会保険庁が春に続いて自粛し、警察庁も、捜査費不正流用で騒がれた警察関係者の候補者推薦を見送っている。ところが、裏金問題が起きた経済産業省は今まで通り推薦を続けた。各省庁の「裁量」が働いた結果らしい。不要論も出てきたなか、叙勲制度を巡る論議は今後も続きそうだ。

2005/11/03 Thu
航空券とホテルだけを組み合わせた割安な海外パック旅行をインターネットで予約・購入できるサービスが、日本でも始まった。欧米で人気上昇中の「ダイナミックパッケージ」と呼ばれる旅行ビジネスで、住友商事が全額出資するネット専門旅行会社のグローバルトラベルオンラインが先月導入した。住商は「店舗やパンフレットが要らない分、大手旅行会社より安く提供できる」と新分野開拓に意欲的だ。

2005/11/02 Wed
杉浦法相が就任会見で死刑執行について「命令書にサインしない」と述べ、後に撤回した問題で、法相は記者会見で「表現が適切でなく、舌足らずだった」と釈明した。ただ「他人の命を奪うということは、理由のいかんを問わず許すべからざることだという気持ちが根底にある」と強調。死刑制度のあり方については「問題がないわけじゃない。数々の死刑事件の弁護を担ってきた安田好弘弁護士は「法務省側から圧力があったのだろうが、初心を貫いてほしい」とエールを送った。

2005/11/01 Tue
日本の気温はこの100年で1.06度上がり、カエデの紅葉は半世紀で2週間余り遅れた。身の回りに「温暖化」がじんわりと迫っていることが、気象庁がまとめた最新の異常気象リポートで浮かび上がった。二酸化炭素の増加や都市部のヒートアイランド現象がどこまで影響しているのか。解明が待たれる。

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